旅をしながら暮らしたい

仕事で全国を転々と暮らした後、カナダに1年留学。旅をしながら暮らしたい。

受験で「本番に強い」とは何か

大学受験で2浪した末、第一志望の医学部に落ちて薬剤師になった私が、今振り返って考える「本番に強い」について書いてみたいと思います。

 

 

本番に弱かった自分

2浪して、たくさんの勉強をしてそれでも落ちる。

その現実は、ものすごく辛かったです。

特に最後の受験では、A判定が出ていたのに落ちてしまいました。

その原因について今思うのは

①行ったことない場所に、公共機関を使って一人で遅刻せず時間通りに着くことの難しさ。

②面接

です。

 

①行ったことない場所に、公共機関を使って一人で遅刻せず時間通りに着くことの難しさ。

田舎出身で、電車にすらほとんど乗ったことがなかったのに、受験本番では「一人で慣れない公共交通機関に乗り、大体山奥にある地方の医学部の試験会場に遅刻せず時間通りに着く」ことが要求されます。

 

普通に旅行をしていても道に迷うのに、受験本番では迷うことが許されない。

 

Fラン大出身のほぼ受験をした事がない両親と、地方の公立高校でたまたま成績の良かっただったので、こういう時はタクシーを使うとか、必ず下見に行く、というような受験における一般常識が欠けていた事が本番で力を発揮できなかった一因ではないかと思います。

 

浪人して予備校に行く費用は出せるけど、本番の会場までのタクシー代はケチるという本末転倒なお金の使い方をする親を説得できず、タクシーを使わず、本番の会場に着くまでの道に迷ったエピソードが数多くあります。

 

必ず下見はするべきですし、受験で初めて行った街の公共交通機関時刻表と睨めっこする時間があれば、タクシーを使って、空いた時間で勉強したほうがいいです。

 

多分、本番に強い人は、こういう余計な労力を自然と避けられる人なんじゃないかと思います。

 

親が受験会場に着いてきている人も多いですね。(自立する、とかいう前にまず合格しないと意味ないですからね)

 

タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》 を使ったり、アプリの使えない地方なら現地のタクシー会社の電話番号はすぐにわかる状態にしておくと良いです。

地方はタクシーを呼んでもすぐに来ない事が多いので、2〜3日前から予約しておくことをオススメします。

 

②面接

多分、普通に会話ができれば良いんだと思います。

地方の名ばかり進学校で受けた面接練習のせいで、志望理由を長々と語るとか、余計なことを長々と話すとか、普通の会話ができないような受験生になっていました。

面接官は、大学教授です。

自分が病院に来た営業マンだと思って、大学教授を気分良くさせる対応ができれば良いだけです。

「何でもやります!」みたいな、熱意、やる気のアピールは必要ですが、話は簡潔なほうが良いです。

医学部は面接があるので、面接官に嫌われると落ちます。

そういった意味で、学力が拮抗しているときは、愛嬌があるとか体育会系の営業マンとして優秀そうな人が割と受かりやすいのだと思います。

まとめ

多分、都会の中高一貫校とか、受験を一通り経験してきたご両親がいる受験生には、当たり前の内容だったと思います。

地方の受験生の不利さは、電車に乗った事がないとか、当たり前のことを知らないところにあるような気がしています。

 

電車に乗り慣れていないなら迷わずタクシーを使いましょう。タクシーに一人で乗った事がなければ一度経験しておくか、嫌でも親に受験会場まで着いて来てもらいましょう。道端でタクシーを止める勇気がなければアプリを入れておきましょう。

 

本来の学力と関係ないところで、思わぬブレーキを踏まないよう祈っています。

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